« ドットタイ | トップページ | JLC SIHH2007 »

2007年4月15日 (日)

JLC Pre-SIHH

JlcchronoすでにPでもTでも出ているネタだが、W-Alarmに続いて今年の目玉とおぼしき2作が発表された。
Duometre Chronographeについては、
一目見てカッコいいと思った。最近のJLCとしては悪くないのではないか?バカでかいのかと思ったらそれほどでもない42mmというサイズ、Ygのみ限定でPgとPtは先でも手に入りそうなことが意外であった。
さてこの時計の売りはメインバレルの手前にクロノグラフ専用バレルが存在すること、どこかの1/100クロノとは違い調速機構は一つであること、がJLCらしいと思った。また6振動のフドロワイヤントも良いではないか。さてリンクはこの難解な輪列が載っているものである。設計や原理についてはもうすこしじっくりと考えてみたい。
私がこの時計で最初に気がついたことは、「針のクオリティが目覚ましく上がったこと」である。ランゲを除くリシュモン系全体に言えることだが針のクオリティが低いというのは多くの賢人が気がついていることであろう。JLCも自前の青針以外はあまり褒められたものではなかったのだが、この時計の針は実に素晴らしい。突然変異であるとすら感じられる。これがこのモデルだけでなく、今後につながることを切に願う。

さてもう一方のMaster Compressor Extreme LAB.
これは正直ガッカリした。独創性を追求するかのような少人数プロジェクトで生まれたユニークピースが、3年くらい前から各社で既に使われているシリコン系材料、さらには明らかにミルを意識した、というか影響されたと言わんばかりの材質とデザインは、どうだろう。
lubricant-free movementという概念は素晴らしく、実際にそのようなものを作り上げたことに対しては賞賛されるべきであろう。しかしながらそのハイテクをハイテクらしく見せるために、新素材系デザインとして唯一無二のものにここまで影響されなくても良いではないか。すなわちデザインコンセプトチームの創造性は、ムーブメント開発チームの創造性の足下にも及んでいないのである。
これは2003年頃から顕著に私が感じてきていたことであるが、外装のデザインの破綻/創造性の欠如は眼を覆うばかりである。
逆に従来のマスターケースにさりげなくこの機構が入っているようなもの、それこそがJLCの真骨頂なのではないか?

さて残りの新製品群についても写真は見ていないがTにある概略では、個人的な好みの対象となるものは数少なそうだ。またやはりGeophysicの出現は期待するだけ無駄であった。

|

« ドットタイ | トップページ | JLC SIHH2007 »

コメント

そうそう、この針の細さは私も驚きました。
是非実物を見てみたいですね。
感動できる水準であることを期待しつつ・・・
微妙にインダイアルの配置がグラスヒュッテオリジナルっぽくて個人的にはちょっとウケてしまいましたけど、foudroyanteを載せてきたのは流石というか、壊れた時の心配が先に立ってしまいそう(笑

投稿: alpaka | 2007年4月16日 (月) 22時52分

alpakaさん、コメントありがとうございます。
これ、結構カッコいいですよね。針も本当にビックリしましたし。値段は厳しいものがありますが。
http://www.watchprosite.com/show-forumpost.classic/fi-2/pi-2212582/ti-360977/s-0/
JLCの機械に関してはここ数年来無いくらい、痺れました。この分厚いブリッジ、6振動チラネジ+ミーンタイムスクリューつきのフリースプラングというありそうでなかった脱進機周りにも萌えております。ダイヤルデザインはたしかに微妙にGOぽい。

で、総じてゴンドロ様よりも私にとってはやはりこちらのほうが魅力的かも。
ぜひ実物見てみたいですね!

投稿: レベルソ好き | 2007年4月16日 (月) 23時32分

私は見慣れてきたら、結構LAB好きです。所詮プロトタイプですから、やりたい事を全部やってみたのだと思いますが、ストラップの作りや謎の4段階アジャスト(?)等、細かい試みも興味を引きます。これが今後普通のマスターの中身として出てくるかと思うと、ちょっとワクワクします。

それに今年の新作は、デザイン面でもちょっと軌道修正を行ったようで、必ずJLCのロゴを12時下センターに配置して、12・3・6・9時と楔型のインデックスを置ける限り置いています。(これだけでも、私的には随分ポイントアップです。)いわゆるマガリデザインのピークが過ぎて、これから段々と正統派の方に戻っていくならば、今後に期待出来ます。

皆さん評判のDuometre Chronographeは、機械は魅力的ですが、書かれている通りデザインがGO(ジュルヌも)ぽくて、ちょっと苦手です。

投稿: T2 | 2007年4月17日 (火) 16時07分

お久しぶりです!

この針はいいですね!
自社製なんでしょうか?もしそうならほかのモデルに派生することを強く望みます!でも…きっとパテックフィリップのように超高額モデル専用なんでしょうね><

ジオフィジック(&ジオマチック)の復刻がなかったのは自分もすごく残念です。
今年はミルガウス復刻かなーと漠然と思っていたので、フリースプラングのインヂュニア、耐磁ヒゲのミルガウス、ジオフィジック(&ジオマチック)のそろい踏みを妄想していたのですが><ジオフィジックが復刻されないばかりか、ディスプレイバックのインヂュニアまで発表される始末…今はミルガウスに強く惹かれています…とはいいつつグランドセイコーの耐磁モデルも欲しいし、シャウアーさんのデジタル3もかっこいいなー、と久々に物欲モード全開^^;

ただ、Duometre Chronographe はここ数年のもやもやを少し晴らしてくれるモデルですね!最初、クロノグラフ専用の香箱があると聞いたときはタグホイヤーのCal.360を思い出してちょっとどうか?と思ったのですが、クロノグラフ動作時にもトルクを落とさないために二つの輪列を組み込み、それを一つの調速機で制御するという機構はまさに ”The chronograph reinvented by Jaeger-LeCoultre.” だと思います!おもわずiPhoneを思い出しましたが^^;これぞジャガールクルトの精神だ!と思いました^^!仕上げもすばらしいですね!

投稿: EQUINOX | 2007年4月17日 (火) 21時33分

>T2さんコメントありがとうございます。
LAB結構良いですか。まユニークピース(というか年産1本)ですからなんでもありですね。細かいところはBasel特集号で解説つくでしょうからそれに期待したいと思います。注油不要のコンセプトは凄いですね。でもOH不要で100年くらい歩度調整だけでいい、とかそんな感じのものに育って旧来のマスターケースなんかに乗ったらそれこそお祭り騒ぎです。
コンプレッサー系は、間借デザインは継続している感じがするものの、確かにダイヤルデザインはあの不安定な配置が是正されてきている、と思いました。流れ的には下げ止まって反発くる可能性も感じさせる、そんなところでしょうかねえ?で実は1000m、正直意外と良いかも、と思っておりますし、また深度計つきはダイバーの私にとって相当魅力ある時計です。Deep1の2番せんじと言われればそれまでですが。
Duometreに関しては、おそらくインダイヤルがダブルサンク(トリプスサンク?)となっていて目立つこと、そして中心より上のほうにあるということのデザイン上の不安定さが許せるか?といったところでしょうか。インダイヤルが上にあるのはなんかETAクオーツクロノっぽい印象になってしまうのはやむなしで、どこまで高級感とデザイン上の安定感を出せるか?がデザイナーに求められるキモだと思います。

>EQUINOXさん、ご無沙汰しております。
クロノについてはじわじわと来ております。ここ数年のJLCでは最大のヒットだと思ってきました。いや〜ホスィなあ。
Geophysicはやはり夢でした。が来年のVCロワイヤルに期待。それとインヂュ40mmは良いのですがシースルーバックには笑っちゃいました。何考えているんでしょうねえ。
JLCの他のモデルについても、T2さんおっしゃるようにデザインが基本に立ち返りつつあるような気もしており、今年はあらゆる意味でJLCのターニングポイントになるかもしれません。でも真価は次のマトモなレベルソを出すかどうか?だという気はしております。
でも結局、私ってJLCが好きなんだな、と改めて思いました。

投稿: レベルソ好き | 2007年4月17日 (火) 23時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160208/14681495

この記事へのトラックバック一覧です: JLC Pre-SIHH:

« ドットタイ | トップページ | JLC SIHH2007 »