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2006年5月12日 (金)

「うまい」という表現

時計業界に長年関わられている方に、Hentschel H1を見ていただいたら「うまいですねえ」という言葉を頂いた。しかも全く違うお二方からである。
「うまい」という言葉は、私のような素人には想像もつかない表現であった。これは長年たくさんの逸品を見続けてきたからこそ出てくる表現であろう。ちなみに私の時計に対する表現は、せいぜい「良い」か「悪い」か、「好き」か「嫌い」かくらいである。
そしてもちろん「上手い」の反対は「下手」である。上手いか下手かというのは、その時計師の技量を評価しているわけで、この場合H1という時計を通してAndreas師の腕を「上手い」と評価していることに他ならない。この前提として、時計が個人の時計師の作品であり(あるいはかなり独立性を持ったメゾンであること)、かつ手作業により製作されている時計でないとこの上手いか下手かと言う評価軸には乗って来ないわけである。
そういった意味で「上手い」という表現・評価が出来る方は、凄いと思った次第。そういう個人の手作業レベルのたくさんの時計たちを見てこなければ、そしてその時計そのもの、材料や製作過程などに精通していなければ決して言えない言葉であると思ったのだ。

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